サッカーの試合 サイドバックの役割

サイドバックは完璧な防御とボールの動きを的確に読み取る能力が求められています。また監督の戦術をよく理解していること、また足の速さも重要なカギとなります。まずは防御において大事な役割を果たします。相手のミッドフィルダーのウイングへ広がるパスに対して瞬時に反応しなければなりません。そのために足の速さだけでなく足首の強さも求められます。また、サイドバックは守備だけでなく攻撃に対しても動きが求められます。サッカーは基本11人対11人です。そのうちの何人かが攻撃をし、何人かが守備に回るわけです。しかしもし攻撃の人数を増やせば、得点の可能性が高くなります。そこでサイドバックがオーバーラップをしてミッドフィルダーより前線に出れば攻撃のチャンスが広がることになります。そのためには素早い判断力が求められます。

有名なサイドバックの選手としてフィリップ・ラームを挙げることができます。ラームは右利きの選手ながらどちらのサイドでもこなせます。体格はヨーロッパ選手としては大きくないもののそれを補うべく強靭な体力と頭脳を持っています。また試合を組み立てる能力に長けていて、攻撃の起点（ビルドアップ）は常に彼から始まります。戦術的なサッカーが得意なドイツにおいて攻守の中核を担っています。

サッカーは攻撃と守備の展開されていくわけですが、その中でもサイドバックはどちらもこなす現代サッカーの革命といえます。